入社から7年が経ちましたが、常に変化があり3年に一度は全く違う会社になっているような感覚です。新たな事業が生まれ、育ち、環境が変化し、組織も変わる。自分自身も常に別の人間に変わるぐらいの意識でなければ、その中で事業や組織を牽引する役割は担えないと感じています。
一方で、変わらないものもあります。それは「八方良し」を中心とした価値観であり、価値観の共有をベースにした会社全体の一体感です。このような「中央電力らしさ」は、この会社における私の好きなところでもあります。変わらない軸があるからこそ、自信を持ってダイナミックな変化を仕掛けることができる。最近、この核となる部分の重要性を特に感じています。
「八方良し」など企業としてパーパスが明確であること。他社にはないユニークな顧客基盤を有すること。常識にとらわれず、イシューに真っ直ぐであること。私が思う当社の強みはこの3つです。
この3つがあるからこそ、ブレずにチャレンジを繰り返し、「中央電力らしい」サービスを創ることできます。昨年もマンション一括受電サービスと損害保険を組み合わせることで、マンションの保険料を削減する画期的なサービスが新たに生まれました。新たに参入する都市ガス事業も「らしさ」を感じていただけるものに仕上げるつもりです。
「八方良し」は、まさに共通価値の創造(CSV)であり、当社はマンション一括受電サービス事業を通じてそれを体現してきました。ただ、今はもう違います。マンション一括受電事業や電力小売事業を通じて共通価値を創造する段階から、当社の強みを活かしエネルギー分野に限らないさまざまな共通価値を創造し、お客さまに貢献する段階に変わっていきます。もちろん、今後もエネルギーが、当社の成長を牽引し、お客さまの基盤を拡大する最も大切な分野であることに変わりありません。ですが、それだけでは共通価値を創造「し続ける」企業にはなれません。
私たちはさまざまなバックグラウンドを持つ仲間を求めています。異分野からの参画も大歓迎です。ユニークな専門性と強い意志を持った仲間が集まり、共通価値を創造し続ける。当社をそのようなプラットフォームにしていきたいです。