中央電力株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平野泰敏、以下「中央電力」)は、さらなる事業拡大のために「株式会社中央電力保安協会(以下「新会社」)」を設立いたしました。
中央電力は、これまで「マンション一括受電サービス*」を通じて、電気設備の定期的な点検や遠隔監視によるメンテナンス情報、故障対応などのさまざまな情報を蓄積してきました。
新会社は、これらの電気設備に関する蓄積データを活用した電気保安業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、より高度なスマート保安**を実現していくことを目指していきます。
*マンション一括受電サービス=マンション全世帯で電気を一括契約し、安価な電気をまとめて購入することで電気料金を削減し戸別契約よりも割安な電気を利用できるサービス。関東・関西圏を中心に現在まで約2,200棟17万5千世帯(2021年7月末時点)のマンションにサービスを提供中。
**スマート保安=リスクに備え、AI、IoT等の新技術を活⽤した効率的な保安管理
【新会社のミッション】
中央電力がサービス提供するマンション約2,200棟の電気設備の維持・管理経験を生かし、電気保安業務に関する以下3つのミッション達成を通してお客さまの長期的な建物管理に貢献いたします。
1.先進的スマート保安の提供 ~電気保安業務を通じた設備管理のクラウドサービス~
電気保安サービスを通じて得られたお客さまの電気設備情報を、機器単位で適切に把握しデータベース化します。このデータベースは、定期的な点検と遠隔監視により日々更新され、設備の現状把握を容易にし、万が一の異常発生時にいち早く対応できるようになります。
また、現在点検結果をお知らせしている顧客専用サイトのさらなる機能向上を図ります。今後は設備のモニタリング状況や課題を一覧管理し、適切な設備の現状把握を可能にするとともに、お客さまが設備更新計画を作成する際にご活用いただけるようなデータベースを提供していく予定です。
2.建物の持続的利用を実現する課題解決 ~課題指摘から問題解決へ~
電気設備の安全管理の視点から設備の問題点を発見し、適切な対処についてご提案いたします。中央電力グループの工事部門と連携し、設備更新工事の実施や突発的な事故発生時の緊急応動等、責任を持って対応いたします。
3.未来に向けた人材育成
設備管理業界では人材の高齢化・人材不足という課題に直面しています。
新会社には、中央電力のマンション一括受電サービスを提供している約2,200棟の電気設備の点検・故障対応、新設・更新工事などを通じてさまざまな電気技術の経験を得る機会があります。実務経験が不足している技術者の方も積極的に採用し、しっかりとした社内研修制度に加え、さまざまな現場経験を通じて育成し、多くの技術者の方々が長く働き続ける環境づくりを行うことで、設備管理業界の人材確保に貢献いたします。
【株式会社中央電力保安協会の概要】
■商 号: 株式会社中央電力保安協会
■代表者:代表取締役社長 髙見 豊
■所在地:本 店 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目36番5号
支 店 大阪府東大阪市瓜生堂一丁目2番18号
■資本金:5000万円
【お問い合わせ】
中央電力株式会社 広報・サステナビリティ推進室 担当:川田・竹内
TEL:03-6277-8430 MAIL:pr@denryoku.co.jp