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中央電力社長コラム

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第10話 中央電力の社内教育の基本指針

中央電力の社内教育の基本方針は徹底的な理念教育から始まります。

何度も言っておりますが、弊社の事業は長期に形成する事業であり、
短期型の発展事業ではございません。
確実に着々と進めて行く為に必要なことは、大きなミスをしないことです。
この業界において会社が社会から信用を得るためには10年から30年は
かかると私は思います。
弊社も発展の風が吹き出したのは創業から13年経ってからです。

これからも本当にゆっくりとした速度で発展すると思います。
しかしこの業界では、信用が失墜し一気に顧客離れを引き起こすには
さほど時間はかからないでしょう。

もちろんどの業界でも同じような事が言われますが、特にこのインフラに
携わる企業であれば、「ベンチャーである」や「創業間もない」等の
言い訳は通用しないのです。

ですから当社の社員教育は、間違いなくこの業界の中では一番厳しいもの
だという自信があります。

それには大きく二つの理由があります。

まず一つ目に、社員教育をしないことは社員に対してはもちろん、
お客さまや取引先様に対しても喜ばれないという経験に基づいています。
会社の設立当初、生き残れるかと悪戦苦闘している時に、
全く教育等に力を注ぐことが出来ずにいた為、
会社が成長せず社員も全く成長しなかったことがあります。

その時はクレームに追われ、その対応をしている最中に担当者が退社し、
新メンバーの入社後最初の仕事がクレーム対応である等の悪循環を
断ち切れずにいたのです。
その時作った理念は何度も唱和されることなく、
ただ壁に貼られた落書き程度のものでした。
何よりもお客さま・取引先様・社員・会社全ての関係性が空回りし、
やる気空しく、私の怒鳴り声だけが響き渡っておりました。

この様な悪循環の根源は私が怠った社員教育であったと今では確信しております。
教育もされていない社員ではお客さまや取引先様に対して失礼です。
弊社は営業部門・管理部門・工事部門・経営部門の全てにおいて
一流を目指しております。それがこの事業に携わる責任であります。
その責任が無ければ間違いなく淘汰されるか、
お客さまや取引先様にご迷惑をかけてしまうからです。

二つ目により大きな理由があります。
ある素晴らしい先生から
「中村君、教育とは教え方を学ぶ場だよ」
と言っていただいた時にドキッとしました。
当時の私は、ほとんど社員教育をしておらず
私自身が社員教育の仕方すら分かっていなかったのです。
この気付きは大変大きなものでした。

それからは本気で社員に向き合い、教育をするようになりました。

まず徹底的に行ったことは理念教育です。

いきなり始めた事であったので社員の中には冷めているメンバーもいましたが、
どちらが冷めるか競争だと自分の心に言い続けたのを覚えております。
千回ほど言い続けているうちに一人がそうだそうだと頷き始めると、 一人増え、また一人増えとそれが浸透するように理念を大事にするメンバーが増えていきました。

その時更に気付いたことは、言い続けることが自分自身の最大の教育になるということです。
つまり経営者自身が口にしていないことが社員全員に伝わる、ということは全く起こらず、
経営者が口に出し続けることにより、はじめて理念は伝わるのであると気付いたのです。
この気付きは生涯私の財産になると思います。

今では責任に対する教育、人間としての教育、社会人としての教育、
組織人としての教育とそうした基本の教育に相当な時間をかけて進めております。

しかし、その教育をされる側ではなく、教育をする側の人間が一番学べる事に
気付いたことは最大の効果であったと確信し、社外のメンバーに教育して頂くことは
最初の一回にし、その後は私や幹部メンバーが教育しながら学んでいっております。
これからもまず自分が学ぶために教育をやり続け、社会に貢献できる組織を作って参ります。

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