当社は毎朝ちょっと変わった「朝会」を行っています。その朝会を見学に来られる
方から「非常に良い朝会だ」とよくおっしゃって頂けるので、皆様にもお伝えしたい
と思って今回のコラムを書かせて頂きます。

中央電力の『志事(しごと)』は電力のインフラを扱うことから、電力会社とお客さま
の間に入ってニーズを調整することなどが多く、マニュアルだけで遂行できる志事
ではありません。

特にインフラを扱う責任の例として、例えば夜中にお客さま宅のブレーカーが落ちた
等お困りの問い合わせが発生した場合、社内でとりきめた初動対応をとれるよう
体制を整えております。
「それは明日でも大丈夫じゃない?」と思われるようなことでも動きます。
また、お客さまの総意をまとめ上げたり、調整したりするような志事も、画一的な
マニュアルを作って熟せるということはきっとほとんどありません。

責任感のあるメンバーを中央電力の社員として増やしていくには、どうしたら良い
のだろうか?
悶々と考えながら行き着いた大切なことの一つが、文化作りでした。

文化とは、その企業が醸し出す空気のようなものです。この空気が、いつもお客さま
のことを真剣に考え、即行動するものとなっていれば、事象の大小(重大な事態は除く)
にかかわらず対応をすることを億劫だと思う者が居られなくなります。

この「居られなくなること」が何よりも重要だと私は考えております。たとえ仮に効率
が良くなかったとしても、コストが掛かってしまうとしても、そうした対応を気持ちの
上で面倒くさいと少しでも思ってはなりません。
しかしそれをルールで縛っていては、同じ対応であったとしても結局心の中では
面倒だと思うことにもつながり、やがてはそれが対応に出てしまうこともあるで しょう。
そしてそのようなことがクレームにも繋がり得ます。

中央電力の毎日の朝会では、この空気作りを徹底的に行うのだと言い続けており
ます。
朝会では毎日、事前に組んであるローテーションで順番の回ってきたスピーカーが、
メンバーに向けてスピーチをします。その際に業務的な話や、テクニックやノウハウ
だけの話は出来ないようにルール付けしております。

朝会で「面白い」とよく言って頂けることのひとつは、そのスピーチ後に全員が手を
挙げて感想や意見や質問を言い合うということです。「全員が手を上げる」ことが
大事なのです。
挙手をするということは、指名されれば自分が話す可能性があります。
そのためには、スピーチを聞きながら何か考えを持たなければならないので、朝の
頭をフルに使わなければなりません。寝ぼけた頭も吹っ飛びます。
そして挙手をすることが、スピーカーの話を聞く姿勢だとも考えております。
目を見て頷いたり、正しい姿勢で人の話を聞くと言う当たり前のことが出来てこそ
人付き合いというものが出来るのだということ、この考え方も中央電力の文化の
一環です。

当社では毎朝、20歳代の女性から70歳代の技術陣まで全員が、誰かの話を聞いて
考える。毎日毎日やり続ける。すべてがこのおかげとは言いませんがこの朝会を
始めてから今日まで電気事故0件、8期連続の増収増益です。

この朝会はどなたでも見学可能です。いつでもご連絡下さいませ。

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